元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

旧出雲製織事務所(出雲市今市町)

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一畑電鉄の出雲科学館パークタウン前駅(旧大和紡前)の
駅前に建つ、旧出雲紡織事務所棟です。

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松陽新報(昭和12年6月2日)

昭和12年の松陽新聞に建物竣工の記事が出ていました。
記事には『新しい事務所を建築し、このほど完成したので、
5月30日より新事務所に移った。』とあります。
建物は昭和12年築の旧出雲紡織事務所棟ということがわかりました。

出雲紡織は大正9年創業、出雲今市のほか、宍道、益田にも工場を設立、
戦前の島根県を代表する企業の一つでありました。
昭和16年に出雲製織のほか錦華紡績、日出紡織、和歌山紡織が合併して
大和紡績となり、ダイワボウとして現在に至ります。

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立派な玄関車寄せ部分。
建物全体は装飾が少なく、シンプルなデザインです。

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事務所と工場とは山陰線・一畑電鉄の線路を挟み、
向き合って建っております。
線路側(工場側)にはバルコニーがあります。

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建物裏側は半地下部分もあるようです。

建物の裏側より線路の下をくぐって
工場に行けるような感じもするのですが、
さすがに企業の現役の施設ですので覗くわけにはいかず。

【撮影】 
平成26年4月

【参考文献】
島根県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書  平成14年  島根県教育委員会
島根県を中心とした産業発展の歴史 昭和編Ⅰ
    平成25年 エネルギア地域経済レポート 中国電力㈱エネルギア総合研究所

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  1. 2015/09/28(月) 22:52:02|
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