元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

旧都野津町役場(都野津会館)

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江津より山陰本線で一つ先の都野津周辺は、
今は江津市ですが昭和29年まで都野津町という町でした。
都野津駅から歩いてほどなくのところに、
旧都野津町役場が公民館として残っています。

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スクラッチタイルが素敵です。

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よく見ると「都野津町役場」と残っています。

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裏側から。

【平成29年1月18日追記】
CIMG0431.jpg
「都野津町誌」より、設計が浜田町の河野工務所、
施工が鴻池組松江出張所ということがわかりました。

「河野工務所」は河野通孝という人が経営していた会社で、
河野勇一郎は、浜田の旧原井小学校(S8・解体)、
今福村役場(S8)、江津の跡市小学校(S13)などを設計しています。

江津の郷土研究誌「石見潟」に、都野津町役場2階旧議会議場天井と、
跡市小学校講堂天井とのそれぞれの写真が掲載されていますが、
デザインがそっくりで、同じ設計者による設計といううことがよくわかります。

新役場建築に際しては、当地の実業家佐々木準三郎氏が、
2万円の大金を町に寄付し、これによって新築の資金源が確保された。
と、前述の「石見潟」には記されています。

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(昭和12年4月20日付松陽新報)

竣工を伝える当時の松陽新報にも、上記を裏付ける内容が記されていました。


【建物のプロフィール】
竣工当時の建物名:都野津町役場
現在の建物名:都野津会館
竣工:昭和12年4月(起工式:S11.9.19 竣工式:S12.4.17)
構造:鉄筋モルタル造2階建・スクラッチタイル貼り
設計者:河野工務所
施工者:鴻池組松江出張所

【撮影】
平成15年8月
平成26年4月(きれいな画像)

【参考文献】
松陽新報昭和12年4月20日付記事
都野津町誌 平成3年 都野津町誌発刊委員会
石見潟第25号 平成21年 江津市文化財研究会

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