元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

須郷田橋(益田市美濃地町)

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以前ご紹介した「美濃橋」の少し下流にもこのような戦前架橋の橋が残されていました。
益田方面から県道313で美濃地へ向かいますと、県道は川に沿って迂回しながら美濃地を目指し、
この橋は左折して美濃地の集落への近道となります。
(画像では旧道。美濃地を向いており、右方向が上流・県道となります)

平成17年に刊行された県別マップルでは、直進する県道は存在せず、
県道313はこの橋を通るルートとなっております。
平成22年の県別マップルでは直進する県道は開通していますので、
旧道となったのは平成17年以降と比較的最近のようです。

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親柱は上流側のみ現存。プレートは取り外されています。

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欄干は親柱と同一と思われるコンクリート製。

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美濃地側から。下流側の親柱は撤去され反射板が設置されています。

親柱の橋名板が撤去されていたために、現地では橋の名前などがわからなかったのですが、
島根県立図書館所蔵の「美濃の里」という郷土資料にこの橋の記述がありました。

名前を「須郷田橋」といい、昭和10年4月の架橋とのことです。
橋名板は戦時中の金属供出で撤去されたそうです。
島根県のあちこちの橋で橋名板がなくなっているのは、金属供出の影響のようです。

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橋の下流益田側は曲がりやすくするためにか拡幅がなされていますが、
「美濃の里」によりますと、昭和42年ごろにバスの大型化に対応するために拡張工事を実施したとあります。
橋を渡るために県道はクランク状になっており、特に益田側はほぼ直角の曲がり具合ですから、
車が大型化するにつれて曲がるのが厳しくなっていったのでありましょう。

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「付け足し」の様子がよくわかります。

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上流側は原型を保っています。



【橋の諸元】
橋名:須郷田橋
竣工:昭和10年4月(郷土誌「美濃の里」より)
形式:RC桁橋
所在地:益田市美濃地町
川:白上川
道路:県道313号線の旧道

【参考文献】
美濃の里 平成6年 美濃語り部の会 

【撮影】 
平成26年4月

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