元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

旧安来銀行(安来市安来町港町)

CIMG9211.jpg
安来市の旧市街地に、明治34年に建てられた、
旧安来銀行本店の建物が残されています。

ご覧の通り土蔵造りの商家のような建物で、
そう言われなければ明治時代の銀行建築とは思えません。
左右対称のようで建物左部分のバランスが微妙に悪く、
少し短縮されているようにも見えます。後年削ってしまったのでしょうか。

安来銀行は明治29年に創業、昭和3年に松江銀行に買収されています。
こちらの建物は明治34年に建築され、
大正2年にレンガ造りの建物に移転するまで使われました。

2代目となるレンガ造りの建物は現在の国道9号沿い、
山陰合同銀行安来支店隣の駐車場の場所にあり、
長らく安来のランドマークとしてありましたが、昭和61年に解体。
現在は部材の一部を使ったモニュメントが残されています。
※ブログ主はそういう「デスマスク」のようなモニュメントは撮る気がしませんので、画像はありません。

CIMG9214.jpg
画像右奥に蔵が見えますが、これも安来銀行時代の遺構とのことです。

CIMG9213.jpg
2階部分の窓。銀行時代は吹き抜けだったのか、
当時の商家同様背の低い2階だったのか。気になりますね。

CIMG9210.jpg
建物左側はやはりちょんぎれたような感じです。


建てられた当時は港に面して、
海運で栄た安来の金融を担うにふさわしい立地だったのでしょうが、
現在では港は埋め立てによって遠ざかり、目の前には臨港道路も通って、
港町として栄えた当時の面影は残っておりません。

安来市観光協会が配布している街歩きのガイドマップに、
この建物が記されており、たどり着くことができましたが、
そうでなければ見つけることができなかったかもしれません。


【撮影】 
平成26年9月

【参考文献】
中国地方の西洋館 平成3年 白石直典
島根県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書  平成14年  島根県教育委員会
島根県を中心とした産業発展の歴史 明治・大正編Ⅲ
    平成25年 エネルギア地域経済レポート 中国電力㈱エネルギア総合研究所
みなとまち安来あら!えっ?散策(ガイドマップ) 安来市観光協会


関連記事
スポンサーサイト
  1. 2014/10/27(月) 23:08:50|
  2. 島根県の近代建築・安来市
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<宝来橋(美郷町粕渕) | ホーム | 旧大塚簡易水道貯水槽(安来市大塚町)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://okigoka.blog.fc2.com/tb.php/256-eb72dc53
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)