元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

島根県内近代建築の話題

◇興雲閣は淡緑色だった◇

2009_0920島根10117

平成26年11月20日付の山陰中央新報に、
「興雲閣 建設当時の淡緑色に修復へ」という記事が掲載されていました。

解体修理中の興雲閣の部材を調べたところ、明治36年の建築当初は白色ではなく、
淡緑色のペンキが塗られていたということが判明したということであります。

実際に淡緑色を再現するとのことで、「白亜の洋館」のイメージが強い興雲閣ですが、
塗装が淡緑色になることで、雰囲気がだいぶ変わってしまうのかそうでないのか、
大変興味深いものがあります。

松江市のHPに詳細が掲載されています。
http://www1.city.matsue.shimane.jp/k-b-k/bunkazai/kounkaku/kounkaku_h26_hogoshin_kekka.html


◇豊川発電所・澄川発電所・匹見発電所が有形文化財に◇

平成26年11月21日付の日経新聞に、
文化審議会の登録有形文化財指定の答申に関する記事が掲載されていました。

文化庁の発表は下記のとおりです。
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/2014112101.pdf

島根県内で新たに登録有形文化財に指定されるのは、
豊川発電所(昭和3年)
澄川発電所(昭和18年)
匹見発電所(昭和3年)

以上の3件で、匹見川の古い発電所群が一挙に文化財に指定されることとなりました。

toyo0186.jpg
豊川発電所

niti0160.jpg
匹見発電所

澄川発電所は昭和18年築と、戦時中に建設された物件で貴重ですが、
ブログ主はその建物を訪問しているにもかかわらず、写真を撮っていませんでした。
戦時下の建築とあって、あまりにも簡素な建物だったので、
あまり撮影する気が起きなかったのが正直なところです。
誠に不覚です。

蛇足ながら、匹見川から山を一つ南に越えた日原の高津川には
昭和13年に建設された日原発電所が現存していますが、
こちらは登録されませんでした。

niti0191.jpg
日原発電所

近くに位置して同じように貴重な物件なのになぜこちらは登録されなかったのか。
文化庁のガイドブックを読むところによると、
登録有形文化財の登録には、持ち主はもとより、
自治体の働きかけのようなものが必要なようです。

豊川・澄川・匹見の各発電所は益田市にあり、
日原発電所は津和野町の域にあります。
益田市は以前より、近代化遺産の保全・活用に力を注いでいらっしゃるようでしたので、
その辺りの成果がこのように現れたように思われます。

せっかくなので日原発電所も仲間に加えてあげてください。。。


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