元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

国道54号線沿線に残る戦前の橋 【その5・出来山橋(仮)】

前回の松崎橋から今回紹介する出来山橋(仮)の間は、
相当距離がありますが、この間、古い橋の遺構はありません(見つけられません)。

1-11.jpg
(国土地理院ウオッチ図より一部転載加筆)
国道54号は上来島を抜けると旧頓原町の中心である頓原を抜け、
晴雲トンネルをくぐって掛合町入間(雲南市)に入ります。

晴雲トンネルが開通する以前は、道は頓原から東に折れ、
都加賀の峠を越えて入間に抜けていました。
この峠は雪の難所で、戦前の新聞を読むと、
この峠の大雪で省営バスが何度も運休していたことがわかります。

また、この旧道には明治18~19年に作られたという、
「築きたて(つきたて)」という石組アーチの暗渠が現存しています。

1_20151031141204177.jpg
雲南市掛合町の出来山橋(仮)です。
橋の名前は全く手掛かりなく、
並走する現道の橋が上出来山橋・下出来山橋となっていますため、
「仮」に出来山橋としておきたいと思います。

御覧の通り、橋は車がすれ違える程度の幅員を持っていますが、
舗装されているのは真ん中だけになっています。

2_20151031141207ee9.jpg
(国土地理院ウオッチ図より一部転載)
現道は南側から上出来山橋と下出来山橋で
三刀屋川を渡って北上します。
三刀屋川西岸に沿ってにょろにょろしているのが旧道です。

3_20151031141209990.jpg
(大日本帝国陸地測量部 「頓原」昭和10年より)
昭和10年の出来山周辺です。

4_2015103114121089e.jpg
欄干はコンクリート製で等間隔の開口部があります。おそらくは鉄棒か柵が嵌っていたのでしょう。
現在は地面と半分同化し、きれいなお花が植えられています。

5-1.jpg
親柱はシンプルなものです。半分くらい埋もれてしまっています。

5_201510311412554e0.jpg
橋の右を流れるのは三刀屋川、
出来山橋(仮)は三刀屋川にそそぐ支流に架けられています。

6_2015103114125889e.jpg
橋の全景。RC桁橋です。奥に見えるのは上出来山橋で昭和46年架橋。

【橋の諸元】
橋名:出来山橋(仮)
竣工:?
形式:RC桁橋
所在地:雲南市掛合町入間字出来山
川:?
道路:町道?

【撮影】 
平成26年4月

関連記事
スポンサーサイト
  1. 2015/10/31(土) 14:24:48|
  2. 国道54号線の古い橋
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<八雲小林医院(出雲市今市町) | ホーム | 吉田大橋(雲南市吉田町)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://okigoka.blog.fc2.com/tb.php/322-d558fb89
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)