元島根県民のお部屋

島根県の近代建築・近代化遺産と、路面モジュールのブログ

国道54号線沿線に残る戦前の橋 【その6・川上橋】

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国道54号に残る戦前の橋の第六弾は、川上橋です。

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この橋も橋名板は欠落しており、
現地では橋名・架橋年を確認することはできません。
画像奥に見えるのは、並行する現道の橋です。

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現道の橋名は川上橋です。

昭和9年、雲芸線開通時の停留所にも「川上橋」がありますので、
旧道のこの橋も、「川上橋」で間違いないでしょう。

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(国土地理院ウオッチ図より一部転載加筆)
前回の出来山橋から川上橋の間、険しい地形が続いています。

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大日本帝国陸地測量部 木次(昭和10年)・頓原(昭和10年)を引用
地図上の川上橋の位置がちょうど「木次」と「頓原」の間だったので、
両方の地図を貼り合わせてみました。

古地図の通り、戦前でも川上橋周辺にはあまり人家がなかったように見えます。
「川上橋停留所」はどのくらいの利用人数があったのでしょうか。
一方で、川上橋の北から山を越えて吉田へ至る道が描かれておりますので、
吉田村方面の人がこの道を利用して川上橋の停留所を使っていたのかもしれません。

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川上橋の親柱は4基とも現存しています。

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これまでみてきた橋の中では状態がいいように思います。

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落ち着いたいいデザインと思います。

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橋の構造は中間橋脚をもつコンクリーと桁橋です。
遠くから橋を眺めますと、欄干の開口部のデザインが印象的です。

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橋上から見た欄干。路面は結構荒れていますね。。。

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等間隔の開口部。
コンクリート製の欄干は単調になりがちですが、
素敵なデザインでよいアクセントとなっています。

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何をモチーフにしているのでしょうか?

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山峡に少しだけ開けた土地に架かる川上橋。
アスファルト舗装やガードレールは現代的ですが、
佇んでいると、向こうから省営バスが走ってきそうなのどかな風景です。

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道路の付け替えによる完全な「取り残され道路」ですが、
田んぼが周辺に広がっていますので、作業道として、まだ現役で行けそうな様子です。

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ブログ主が「最高の一枚」と思っている画像です。
川上橋は保存状態がよく、デザイン性も優れていると感じます。
近代化遺産として、ぜひ見直してほしい橋です。

【橋の諸元】
橋名:川上橋
竣工:?
形式:RC桁橋
所在地:雲南市掛合町掛合字川上
川:三刀屋川
道路:町道?

【撮影】
平成25年9月


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  1. 2016/01/04(月) 23:21:16|
  2. 国道54号線の古い橋
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